色の性質を知る

色の特色を知ったうえでデザインする

色の特性を紹介

色を組み合わせるポイント

色の組み合わせ、配色とはこれら三つの属性を変化させたものをそれぞれ 組み合わせることです。 配色とは2つの組み合わせであればどのようなものを選んでもそれなりに きれいに見えるものですが、3色以上の組み合わせとなるととたんに 難しくなってしまいます。 色にはそれぞれイメージがあり、赤やオレンジは暖かさや活発さを喚起し、 青や紫は寒さや落ち着きを感じさせます。 全体の統一感を出したい場合は色相環で近い色同士を選んだり、 明度の近いものを選びます。 メリハリのある配色にしたい場合は色相に差があるものや明度や彩度の差が 大きいものを使うと効果的です。 このような効果を考えて配色をすれば、人の目に留まりやすいチラシを デザインすることができるでしょう。

色相を統一する

色というものには色相や彩度・明度という属性があります。 同じ色相の色でも彩度や明度を変えるだけで印象が変わってきます。 例えば彩度の高い赤は力強さや躍動感を感じさせることが多いのですが、 この赤の彩度を下げて明度を高くしていくと、かわいらしく柔らかい印象に 変化していきます。 一般的に暖色系とされる色味の明度を高くしていくと優しくソフトな イメージに、赤系統や紫系統の彩度を抑えて明度を上げると落ち着きのある 上品さを演出することができます。 彩度の高い色同士を組み合わせた場合は豪華さや情熱などを表現できますが、 組み合わせ方によってはまとまりを欠いた結果になってしまうので、 あまり多くの色数を使わないように注意しましょう。

相手に合わせた色選び

色の組み合わせ方でイメージは違ってきますので、チラシを作成する場合には どのような相手に見てもらいたいか、あるいは季節などを考慮して配色を 選ぶとよいでしょう。 明度の高い色で統一すれば優しいイメージになり女性や子供をターゲット にする場合などに有効ですし、暖色系の組み合わせや寒色系の組み合わせは いろいろな場面でオーソドックスに使えるパターンです。 色相や明度の差が小さい色同士を使う場合や補色対比になる色を組み合わせる 場合には、対比を和らげたりなじませるための色を間に挿入すると効果的です。 このような使い方をする色を、セパレートカラーといいます。